【畑の土はトラクターや鍬などで耕さず、草に耕してもらいます。 土の中の世界(生態系)を大切にする方法です。】
【いわゆる雑草は作物の妨げにならないかぎり、むやみに抜いたり刈ったりしません。
刈ってもその場に敷いてやります。
周りの草たちが雨風や日照り、病気などから守ってくれます。】
3月末~4月 生姜の植えつけ
溝を掘って、昨年収穫した生姜(種生姜・親生姜)をいれて、土を被せます。
5月
どこに生姜が生えてるのかわからないくらい草
(雑草)の勢いがすごい。
6月 草刈り・土寄せ
草を刈って土寄せし、大豆を植える作業。
むし暑い初夏のこの作業が大変。
6月 大豆の種まき
生姜の芽が膝丈くらいに成長したころ
生姜の畝と畝の間に大豆の種をまく
8月 大豆と生姜の混植
大豆も生姜もすくすく育っています。
大豆のおかげで生姜も威力アップ!
(大豆は肥料を与えなくても空気中から窒素を取り入れて、周りの植物にもこの窒素を分け与えます。)
9月 大豆の草刈
大豆の背丈が大きくなって、生姜の生育の妨げになってきたので、大豆を根元から刈り、
その場に敷いてあげます。
大豆の刈り草は土を守り、また生姜の栄養にもなります。
大豆の根っこに付いた根粒菌
これによって、土は良くなる。
(写真は大豆の茎と根を逆さまにしたもの。)
10月 土から顔を出す生姜
土から生姜が顔を出し始めた。
もうそろそろ収穫だ。
生姜の食べる部分は「塊茎(かいけい)」と
いって、茎の下部の膨らんでる箇所のことだそうです。
11月 収穫(掘り取り)
栽培中、1番わくわくドキドキ楽しい作業!
昨年は日照り、おととしは雨続きで不作だったけど、
今年は大雨や台風の当たり年のわりにはまずまず高品質の生姜が獲れました。
1月 麦踏み
生姜収穫後の畑は茶色一色で閑散として寂しくなります。
1番寒いこの季節に麦は芽を出し元気と希望を与えてくれます。麦は踏みつけられ、倒され、傷めつけられることで、より強く、たくましく育つと言われています。そして、霜で浮いた土を踏みしめ固めることで丈夫に成長します。この麦が畑を浄化し土の状態を良くしてくれます。